華やかな舞台で、歌やダンス、演技を披露するタカラジェンヌたち。
そんなスターを育てる宝塚音楽学校に、かつて「予科顔(よかがお)」と呼ばれる独特の表情があったことをご存じでしょうか。
2026年10月20日放送の『踊る!さんま御殿!!』では、元タカラジェンヌ11人が集結し、この「予科顔」が話題になりました。
眉毛をハの字、口元をヘの字にするという、何とも不思議な表情。
いったいなぜ、そのような表情をしなければならなかったのでしょうか。
今回は、その意味や背景、現在のルールについて調べてみました。
宝塚の「予科顔」とは?眉毛がハの字になる表情
予科顔とは、宝塚音楽学校の1年生が、上級生の前で見せていたとされる独特の表情のことです。
宝塚音楽学校は2年制で、1年生を「予科生」、2年生を「本科生」と呼びます。
かつて予科生には、本科生の前で眉間にしわを寄せ、口角を下げるという慣習がありました。
その表情が「予科顔」と呼ばれていたのです。
眉毛をハの字にするような、困った表情を思い浮かべると分かりやすいかもしれません。
・・・何だか疲れそうな表情ですよね。
普段、舞台で明るい笑顔を見せるタカラジェンヌたちに、そんな時代があったとは驚きですね。
なぜ予科顔をしなければならなかったの?
では、なぜ予科生は上級生の前で、わざわざ表情を変えていたのでしょうか。
宝塚音楽学校では、先輩への礼儀や規律を大切にする文化が受け継がれてきました。
予科顔も、その中で生まれた慣習の一つです。
2020年の神戸新聞の報道では、上級生の前で困ったような表情をつくることが、生徒間で受け継がれてきた慣習の一つとして紹介されています。
ただし、予科顔の受け止め方は、卒業生の世代や経験によっても異なります。
すべての生徒が同じように感じていたわけではないようです。
参考:神戸新聞
予科顔以外にもあった宝塚音楽学校の厳しい慣習
宝塚音楽学校では、予科顔以外にも、かつて独特の決まりごとがあったと報じられています。
例えば、次のようなものです。
- 先輩が乗っているかもしれない阪急電車に向かってお辞儀をする
- 遠くにいる先輩にも大きな声であいさつする
- 先輩への返事を「はい」「いいえ」に限定する
- 決まりに違反した際、ほかの予科生も一緒に謝る
こうした慣習は、学校が定めた正式な校則というより、生徒の間で受け継がれてきた「不文律」として紹介されています。
これはもはや体育会系なのでは、と感じてしまいました。
こうして並べてみると、当時の独特な決まりごとの多さに驚かされます。
予科顔は現在もある?2020年に見直されたルール
気になるのは、予科顔が今も続いているのかということです。
実は、宝塚音楽学校では2020年に、生徒間の伝統的な慣習を見直したことが報じられています。
神戸新聞などによると、先輩の前で困ったような表情をつくることや、返事を限定することなどを、やめるよう指導していたそうです。
その背景には、一部の慣習が下級生にとって過度な負担になっていたことがありました。
つまり、予科顔は過去の慣習として知られているもので、現在も必ず行わなければならないルールではありません。
ただし、現在の生徒一人ひとりが実際にどのように振る舞っているかまでは、外部から確認できません。
参考:ABEMA TIMES
『さんま御殿』で明かされた予科顔の実態
2026年10月20日放送の『踊る!さんま御殿!!』では、元タカラジェンヌ11人が出演し、宝塚音楽学校時代の思い出を語りました。
なかでも注目されたのが「予科顔」の話題です。
元花組の徳山遙さんは、音楽学校1年生の頃、上級生の前では眉毛をハの字、口元をヘの字にして過ごしていたと明かしました。
紫吹淳さんは、もともと笑い顔の生徒が先輩から注意されていたことを振り返り、香寿たつきさんも、先輩の前では笑ってはいけなかった当時の厳しい決まりを語りました。
同じ宝塚音楽学校でも、世代によって経験してきた慣習には違いがあったようです。
予科顔から感じた宝塚の厳しい上下関係
予科顔について語られている映像を観ました。
特に印象に残ったのは、先輩への礼儀が表情の作り方にまで及んでいたことです。
自然に笑うことさえ控えなければならなかった当時の学校生活を思うと、ずいぶん窮屈だったのではないでしょうか。
ただ、当時は大変だったであろう経験を、今こうして笑い話として振り返られるようになったのは、良かったなと思いました。
厳しい慣習があった時代を経て、宝塚も少しずつ変わってきたのですね。
まとめ:予科顔から見えてくる宝塚の伝統と変化
今回「予科顔」について調べてみて、華やかな宝塚の舞台の裏側には、長い歴史の中で受け継がれてきた独特の慣習があったことを知りました。
2020年には、それまでの厳しい指導や慣習の一部が見直されたといいます。
長く続いてきた伝統も、時代とともに少しずつ変わっていくものなのですね。
私には宝塚が大好きな友人がいて、以前から「死ぬまでに一度は観てほしい」と勧められています。
今回、予科顔をきっかけに宝塚の知らなかった一面に触れ、ますます実際の舞台を観てみたくなりました。
いつか劇場で、あの華やかな世界を自分の目で確かめてみたいと思います。


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